D進した
けどセミナーしかやってない気がするぅぅぅ
さて, 前回の退職エントリー NTT データ(の子会社)を退職しました - s.t. は such that ではありません から, またも放置していました.
今回は コミさん さんから
お兄さんやりませんか
— コミさん (@komi_edtr_1230) November 7, 2019
と言われたので, KUAC2019 に参加という形で久しぶりに記事を書きます.
この記事は Kyoto University Advent Calendar 2019 3 日目の記事で, 2 日目はやなぎ(id:willow_ku) さんによる 「中野二乃の魅力 #kuac2019」でした.
4 日目は 箪笥(id:tancematrix) さんによる 「俳句は実はすぐそこにある」です.
さて前回の記事では退職までにあったことで印象に残っていること(で機密に関わらないこと)を書きましたが, 本日は退職から 12 月までにあったことを書きます.
以下, 口語調で書きます.
1 ~ 3 月
この時期は特に何をやるでもなく, 普段通り論文読んで日がな一日実家の犬と生活.
せっかくなので我が家の犬を紹介しておこう. この顔見てるとニートより犬になりたくなってくるので.
この時期に出願とか院試もあったけどまぁ無事クリアしたということで.
ちなみに (退職から試験まで時間があったこともあり) 試験勉強したのか何回か聞かれたけど, 特段しなかった.
4 ~ 7 月
博士課程の学生は毎週はセミナーやらないらしいが, 僕はブランクもあると言うことで毎週先生とのセミナーをすることに. まずは分野の基礎的な論文を読んでいく, と言うのがひとまずの毎週のルーチン.
この時期に並行して行っていたのが,
- モジュライ理論 I - 岩波書店 の skype セミナー
- ソリトンの数理 - 岩波書店 のセミナー
- 数学カフェ@関西をなぜか主催することに( 7 月から
3 の数学カフェ@関西関係で, これに毎週の 新装版 複素代数幾何学入門 - 岩波書店 のセミナーも 7 月から追加.
8 月
8 月は基本的には毎年のイベントである母校高崎高校 SSH の夏のサイエンスキャンプ・サイエンスカフェへの参加.
ここでこの企画を少し説明すると, キャンプの方はチューター(OB または 高校教員) がテーマとなるテキストを選択. 有志の高校生がそのチューターの元でセミナーを行うというもの. カフェは基本的には OB が講演をするのだが, お昼の時間に談話の時間があったり, キャンプでやった内容を高校生側に発表してもらうというもの.
僕はというと今年はチューターとして参加. テキストは某理由から
超高速グラフ列挙アルゴリズム 〈フカシギの数え方〉が拓く,組合せ問題への新アプローチ | 森北出版株式会社
を選択.
他の班含めて今年のテーマは
- オイラーの定数ガンマ ―γで旅する数学の世界― / Julian Havil 著 新妻 弘 監訳 | 共立出版
- 超高速グラフ列挙アルゴリズム 〈フカシギの数え方〉が拓く,組合せ問題への新アプローチ | 森北出版株式会社
- 計算機プログラムの構造と解釈 第二版
- 数理モデリング入門 ―ファイブ・ステップ法― 原著第4版 / Mark M. Meerschaert 著 佐藤 一憲 梶原 毅 佐々木 徹 竹内 康博 宮崎 倫子 守田 智 訳 | 共立出版
の 4 つ.
なお, 僕はやらかしてしまった..
いつもと同じノリでつっこみ入れてたら、ある一人は終わってから顔も合わせてくれなくなったし、なんだかなぁって
— s.t. 超兄貴ではない (@simizut22) August 9, 2019
これには反省しかない... いや, 高校生には悪いことをした.
9 ~ 11 月
先生とのセミナー, 毎週だとちょっと他のことやるのにツライと言う理由もありこの時期から隔週にしてもらう.
また堀川「複素代数幾何学入門」もざっと読んだと言うことで, Integrable Systems: Twistors, Loop Groups, and Riemann Surfaces - N. J. Hitchin, G. B. Segal, R. S. Ward - Google ブックス のセミナーに移行. 11 月頭の数学カフェ@ 関西 #3 に備える.
ソリトンの数理の方は継続ちう.
一方, 9 月の最終週からなぜか Painlevé 方程式のセミナーで発表することに. Math Party(10/19, 20) での千葉先生(東北大 AIMR)の講演の予習会と言うことだが,
- 僕が Painlevé?
- しかも東京で??
- そもそも僕 Math Party いかないのに???
と言う感じでツッコミしかない. テキストをじっくり読む時間もないので,
- パンルヴェ方程式 - 岩波書店
- From Gauss to Painlevé | SpringerLink
- The Hamiltonians Associated to the Painlevé Equations | SpringerLink
をつまみ食いして千葉先生の Encounter With Mathematics での資料 「パンルヴェ方程式とウェイト系」に書いてある必要そうな概念を理解できることを目指す. (当然だが実際にはそんなにうまくいかなかった)
パンルヴェの方は復習会と言うことで隔週で現在も継続中. 岡本先生のテキスト読んだら Sakai theory もやりたいラジね
まとめ
なんか忙しくしている気がしたけれど, まとめてみると日々セミナーに追われてるだけな気がしてきた. とはいえ, 休日に定期開催してるセミナーが今はなくなったのでなんか趣味として入れないともったいないなぁと思ったり.
最後に(修士は東大なので)学部を卒業してから 9 年ぶりに京大生やってるけど, 有名な先生はもういなくなっていたり, そういった先生の馴染みの店なんかもなくなってたりするのは少し寂しい今出川 (京大の感想ではない) .